宮崎県の管理栄養士・栄養士・調理師の求人情報の傾向
毎月16日はみやざき弁当の日
宮崎県で給食関連の仕事に就くために、求人情報を探している方は大勢います。その理由の1つに、宮崎県が学校給食や食育に力を入れていることが挙げられます。特に注目されているが、県が推進している「みやざき弁当の日」の実施です。
全国的に学校給食では、地産地消の取り組みが勧められていますが、宮崎県でも毎月16日をひむか地産地消の日として、宮崎県で産出された食材を使うことを奨励しています。そしてこのひむか地産地消の日に合わせて、みやざき弁当の日を実施しているのです。みやざき弁当の日は月に1度、子どもたち自身でお弁当を作り、学校でみんなと食べる日です。食べものへの関心や意欲を高め、感謝の気持ちを育み、自分で料理を作る実践力を培うことを目的に実施されるようになりました。
また、お弁当を作る作業を通じて、自分で考え判断し、それを表現する能力を伸ばすことによって、生きる力を育むことへの効果も期待されています。
この宮崎弁当の日の取り組みはほとんどの学校で行われており、2017年に参加した県内の小学校は236校中234校と99%、中学校は126校中121校と96%と、高い参加率を誇ります。宮崎の小学生や中学生からはみやべんの愛称で親しまれているこの行事、献立を考えることから食材の買い出し、料理、お弁当箱に料理を詰めて、その後の片付けまで、親が手伝わずに子どもだけで行おうという取り組みです。この行事によって、小学校高学年になると自分一人でお弁当を作る児童が増えます。また、小学1年生などの低学年の場合、いきなり全てを自分で行うのは難しいケースもあります。このような場合は、作ってくれたお母さんなどにお礼をして後片付けをする、親と一緒に作る、おにぎりだけは自分で作る、おかずを1つだけ作るなど、自分でできることにチャレンジします。
また、食育講座や宮崎お弁当の日に関するセミナーも積極的に行われており、この取り組みに対する意欲が伝わってきます。
宮崎弁当の日をテーマとしたドキュメンタリー映画
宮崎弁当の日をテーマとしたドキュメンタリー映画、弁当の日が2019年4月にクランクインしました。自分でお弁当を作る子どもたちが何を発見し、どのように変わっていくのかを取材したドキュメンタリー映画で、単に料理ができるという調理スキルの上達だけでなく、食を通じて生きる力を育むことの意味を伝える内容を目指すと、「弁当の日」製作委員会は述べています。
公開日:2019/11/19
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