転職で求人を眺めている栄養士さんへ。意外な給食業界の魅力!
1, 給食といえどジャンルは色々
給食というと学校のイメージが強い方も多いかと思いますが、実際には給食のスタイルには様々あって、病院、会社の社員食堂で提供する食事なども給食に含まれます。給食とは「特定多数の人に対し、専門施設を通じて組織的・継続的に食事を提供するもの」と定義されており、専門施設において提供される食事はすべて給食に該当しています。
こうした給食を全般的に扱っているのが給食受託会社です。給食受託会社が提携先の企業や病院などに事業所を設け、そこで仕事をすることになります。
2,給食受託会社における栄養士の仕事と必要なスキル
主に献立作成や食材発注、原価の管理やメニュー開発、衛生管理、調理などを行います。
給食受託会社で働く場合には初めに調理業務から入ることが多く、基本的な調理の基本はもとより、大量調理で使用する機械も扱うことになります。栄養という側面だけでなく、それを美味しく食べてもらうための工夫ができるいい機会でもあります。
それだけでなく、衛生面についても非常に注意せねばなりません。給食受託会社で食事を提供する場合、万が一食中毒などを出してしまった場合には被害が甚大になってしまいます。そのため、衛生面に関する知識は必須事項と言えるでしょう。
3,気になる収入、勤務時間は?
勤務先によって異なってきますが、基本給は15~24万円ほどです。その他、経験手当や住宅手当、家族手当などが加算される場合があります。
勤務時間はシフト制が多く、配属先の施設によっても変わってきます。
待遇としては正社員勤務の場合は社会保険や交通費支給、退職金制度、産休育休制度などありますが、勤務先によって規定が変ってきます。求人サイトや転職サイトでどういった待遇があるのか確認するとよいでしょう。
4,給食受託会社で働くことのメリット
給食受託会社が契約している企業や施設によるため、非常に多岐に渡っています。学食や学生寮、或いは社食や社員寮、病院、介護施設、なかにはホテルなども含まれる場合があります。
また、給食受託会社の場合は異動が多く、社員として働いていることによって様々なケースの食事提供を経験できるのも魅力のひとつと言えるでしょう。例えば学食や社食の場合には健康食はもちろんのこと、ボリュームや季節感などの工夫も必要となってきます。かつて企業の社食が有名になってメニュー本を出したりしたことなどから、社食のメニューにこだわりを持つ企業も増えてきています。
病院や介護施設といった場合には、疾患や障碍を持つ人にどんな食事を提供すれば良いかを学ぶことが出来ます。スキルアップを目指すには最適ですね。
公開日:2019/10/23
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