工夫と想像力で食事の楽しさを教える。保育園栄養士の求人と仕事内容
もっと楽しい、もっとおいしいを目指して
「園児たちを想う食事をつくる能力を持つ人」が保育園栄養士の求人情報として挙げられます。乳幼児を預かる保育園では、アレルギーに苦しみ、好きな食材を食べられない子どもや、肥満や痩せ気味の子ども、好き嫌いが多い子ども等々、食事に関して様々な不安や問題を抱えている園児を預かっています。その子どもたちに、少しでも美味しい・楽しい食事を提供し、食事の時間を好きになってもらう努力と工夫ができる人材を保育園は求めているのです。
また園児はもちろん、保護者や保育園スタッフとの連携により、園児たちの食をサポートするため、「高いコミュニケーション能力」と「子どもが好き」という気持ちもとても重要なポイントになります。保護者から家庭での食事で与える食材について質問されることや、栄養管理について聞かれたりすることもあるので、やはりコミュニケーション能力は必要不可欠と言えるでしょう。
責任重大、保育園栄養士の仕事について
栄養の偏りやアレルギーに対応した給食とおやつの献立作成や、給食の調理(園によっては調理員を雇っていない場合もあるため)をはじめ、食材の発注、給食便りの作成、栄養素の計算、予算管理といった、食事管理の仕事全般を任されます。アレルギーに対応した献立作成は、園児ひとりひとり入念にチェックし、調理員との打ち合わせ等が必要となります。くれぐれも、園児の命を預かっているという気持ちを疎かにしてはいけません。
また、保育園の栄養士としての重要な仕事に園児と保護者への食育指導があります。園児と共に野菜の栽培や、八百屋さんでの買い物、調理実習等を行い、食事によって守られる健康があることや、自分たちの成長に欠かせないものだということを分かりやすく指導します。園児の保護者に対しても、家庭での食事管理や、痩せ気味・太り気味の子どものための栄養指導を行うこともあります。
食事管理や食育指導だけが栄養士の仕事ではなく、規模の小さい保育園では栄養士が子どもたちの面倒を見る場合もありますので、やはり子どもが好きという気持ちは大切です。
持っていると役立つ資格
栄養士よりも高度かつ専門的な知識を有する「管理栄養士」の資格を取得することで、園や保護者からの信頼性も向上します。もちろん、栄養士の資格のみでも活躍できます。また、食育に関する「食育アドバイザー」や「食育インストラクター」の資格を持っていると採用の際に優遇されます。保育園という性質上、子どもを相手にするので、子どもの身体のつくりや食育についての基礎知識を持っていると示す「幼児食アドバイザー」の資格も役に立ちます。
公開日:2019/11/09
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