食の芸術家「調理師」の求人数は右肩上がり!
食材や香辛料、出汁などを工夫して美味しく作るだけでなく、きめ細やかな盛り付けまでする調理師。かつて憧れを抱いた人や、今現在「なりたい」と思っている人も多いことでしょう。食に対する徹底した美や味の追究は、職人の域を超えてもはや芸術家とも言えます。
1,調理師になるには
調理師になるには「調理師学校に行き、卒業する」「2年以上実務経験を積み、調理師資格試験を受ける」という2つの方法があります。
調理の基礎から学んで、かつ資格試験を受ける必要がないことから、調理師学校に進む人が多いようです。進学すれば食に関わる様々なことを学べべますし、自分がどういった業種で仕事をしたいかの選択の幅も広がります。しかし、その場合には学費が年間で100~200万近くかかることを考えなければなりません。
一方、飲食店で実務経験を2年以上積んで調理師資格試験を受ければ、学費は負担せずに済みます。また、飲食店業界は先輩・後輩などの上下関係が厳しいところもあり、そういった環境に対する自分の適応力を事前に知ることも出来ます。資格試験の合格率は60~65%で難易度もさほど高くなく、独学でも数か月で合格できると言われています。ただし都道府県によって問題傾向が異なるため、自分が受験する地域の過去問にあたることが必要となってきます。
2,調理師の仕事先は?将来性はある?
他資格と違って、調理師の就職先は多岐に渡るのが特徴と言えます。レストラン、ホテル、学校・病院・福祉施設、食品会社、食に関わるアドバイザーや独立開業することも出来ます。また、就職先が学校の場合には公務員として働くことになるケースもあります。
このように多岐に渡る分、「自分がどういった分野で仕事をしたいのか」を明確にしておく必要があります。実力重視の世界ですので、自分が積んできた経験や実技が重要になってくるからです。
気になる将来性ですが、調理師の仕事は決してなくなることは「ない」と言えるでしょう。現代は健康食ブームや海外旅行客に提供する日本食など、こだわりや個性を追求する傾向も見受けられます。また、フランス料理やイタリア料理といった海外の料理をマスターしたい場合にも、留学して習得する道も開けています。
調理師という仕事は需要が高く、実力主義な側面もあります。そのため、就職先を決める時にはまず自分が将来どんな調理師になっていたいのか、どんな働き方をしたいのかを明確にしてから求人情報にあたることをお薦めします。高い創造性を追求できる可能性もあれば学校給食のような安定した仕事もありますので、ご自身の将来と照らし合わせてみるとよいでしょう。
公開日:2019/10/21
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