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鹿児島県の管理栄養士・栄養士・調理師の求人情報の傾向

郷土料理や地産地消にこだわる鹿児島県の学校給食

鹿児島県は九州最南端に位置し、南北を海に囲まれた温暖な風土の土地です。沖縄など南方との交流も活発で、鹿児島ならでは食文化を育んできました。

学校給食でも郷土料理を積極的に採用しており、特に昭和51年度にご飯の本格導入がスタートしてからは、ご飯に合う「郷土の味」の献立を数多く取り入れています。また、給食に活用できるよう、鹿児島県学校栄養士協議会が中心となって、鹿児島各地の食材や郷土料埋などをまとめた冊子も製作されています。

冊子に紹介されているメニューは、奄美地方の鶏飯や豚骨の味噌煮、ちらし寿司のさつますもじなどの郷土料理で、子どもたちに人気です。このほかにも鹿児島市桜島の桜島大根と養殖ぶりを使った、ぶり大根。指宿市のオクラと茶葉を使った、オクラ抹茶ケーキ。枕崎市のかつおを使った、かつおの腹皮みりん干しのホイル焼き。日置市のグリーンアスパラガスを使った、グリーンアスパラのクリーム煮。さつま町のたけのこと和牛を使った、黒毛和牛肉たけのこ丼。などなど……数多くの地場産物を使った献立が作成されています。

鹿児島の学校給食の地産食材使用率は目標値の倍以上

日本の食は欧米化が進む一方で、地産地食が奨励されるなど、食を取り巻く環境は戦後になって大きく変化しました。豊かな食材に囲まれ、好きな食べ物が食べられるようになりましたが、その一方で、少子高齢化も相まって食の多様化が進んでいます。その結果、食生活の乱れなどで栄養が偏っている子どもやアレルギー症状、やせ傾向、肥満など、食と健康をめぐる課題も増えています。このような状況を背景に、政府は平成17年に食育基本法を施行。翌、平成18年に食育推進基本計画、平成23年には数値目標を掲げた第2次食育推進基本計画を示しています。さらに平成28年度になると、第3次食育推進基本計画が告示され、鹿児島でも学校給食を通じた食育方針「かごしまの“食”交流推進計画(第3次)」を策定しています。

第2次食育推進基本計画では、学校給食に地場産物を使用する割合の目標数値を、30%以上としています。しかし、鹿児島県は目標数値を大きく上回る60%超を実現。地産地消に熱心に取り組んでいます。学校給食の求人でも、鹿児島ならではの食材や郷土料理を献立に取り入れた給食を提供するところが多いので、やりがいの感じられる職場が探せるのではないでしょうか。

公開日:2019/11/17

ライター:栄養士・調理師求人ナビ編集部

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